Memory of a Geisya
- 2006/01/25
- 04:08

1月20日は聖セバスチャンの日、すなわち「サンセバスチャンの日」である。この日はタンボラーダというお祭りがあり、20日の0時から24時までのきっかり24時間、サンセバスチャンの街中をコックの姿をした鼓笛隊が練り歩く。皆コックの格好をして、お腹に小さなワイン樽をぶら下げてそれを太鼓替わりにコツコツ叩く。ドノスティア(バスク語でサンセバスチャン)マーチをはじめ、いくつかの行進曲が繰り返し繰り返し街のいたるところ...
そして北へ2 フランドルの光
- 2006/01/17
- 04:13

その後、一行はオランダに移動。ベルギーとともに小国であるが、ヨーロッパの中で重要な位置を占めているという意味ではとても似ている。街並とかもベルギーと似ているが、オランダはさらにドイツっぽくなるというか角がそろってくる感じでもある。そして街の中に現代建築が多い。古さと新しさが妙な具合にバランスをとっている。そのバランスはかなり計算されたものであり、都市の景観に対する配慮とアバンギャルドさが、オランダ...
そして北へ1 ベルギーで再会
- 2006/01/17
- 04:04

年末年始のポルトガル、モロッコ、南スペインの旅からバスク地方のわが家に帰ってきたものの、扉を開けると、なんと家の中からお風呂とトイレが消えている!! 実は、バスルームが随分ボロで、トイレは詰まりがち、流れる水量は足らない、バスユニットもボロボロ、そして何しろ少々臭いという状態で、大家さんから10日くらい旅行に出るようなことがあったらその間に改修工事をしたいと言われていた。ではこのタイミングでと旅行に出...
Por Sur 南へ4 イスラム文化・今昔
- 2006/01/08
- 04:01

セビージャ、マラガ、グラナダ、コルドバは南スペイン・アンダルシア地方の観光黄金コースみたいなものである。それにマラガ周辺のいわゆる「白い村々」を付け加えれば完璧であろう。「白い村々」こそ行かなかったが、その黄金コースをざっと立ち寄ってきた。イベリア半島の歴史はアフリカ、ローマ、イスラム、キリスト教と様々な勢力に入れ替わり立ち代わり支配されるという複雑な歴史がある。いろいろな方向から寄せては引いて行...
Por Sur 南へ3 マラガの風、そしてピカソ
- 2006/01/08
- 03:57

タンジェールで新年を迎え(特別な日という感じは特にしない)、何杯かのミントティーを飲み、クスクスも食べ、メディナで迷い、子供にお金をねだられ、モロッコ人にじろじろ見られ、エキゾチックな気分を満喫したところで再びスペインへ。マラガ、地中海からの風が街中を抜けて行く、そんな港町らしい気持ちのいい南国な雰囲気の街である。マラガはいわずも知れた巨匠ピカソの生地として知られている。ピカソ美術館、ピカソ財団ギ...
Por Sur 南へ2 モロッコの甘いお茶
- 2006/01/08
- 03:53

クリスマス・イブの晩餐会、翌日の昼食会(これがまた豪華!!)という胃袋耐久レースを経て、翌々日には子供たちとサーカスへと、すっかりポルトガルの友人のお世話になってしまった。最後にはポートワインのワインセラーに連れて行ってもらい、20年もののポートワインの香りに後ろ髪を引かれつつもポルトを後にしポルトガルを南下する。リスボンで焼きイワシ(サルディーナ・アサダ)を食べ、ポルトガル最南端の街ファロでも焼きイ...
Por Sur 南へ1 ポルトガルのクリスマス
- 2006/01/08
- 03:47

「南へ」というタイトルにしては、最初に向かったのは西である。当初の予定では年末年始にフランス、サンジャン・ピエ・デ・ポーからピレネーを越え、スペイン西のサンチヤゴ・コンポステーラに向かう800キロあまりの巡礼の道カミノ・デ・サンチヤゴを自転車で行こうと思っていたのだが、ここ最近のあまりの寒さにあえなく却下。以前から誘われていたポルトガルはポルトに住む友人宅でクリスマスを過ごすという、いかにも暖かそう...